食べたいものを食べさせてあげる!!食欲不振は暑さのせい!?

まだまだ暑い日が続いているこの頃。伊藤家では久々に集まってこんな会話が聞こえてきました。

祖父
「最近、暑い日が続いて食欲がでないんじゃ」
祖母
「おじいちゃんったら、1日1食で良いって全然食べないのよ」
「それは単なる夏バテじゃないのかい?」
B太
「僕も暑いと全然食べたくなくなるもん」

よく暑い日が続くと食べたくなくなり、夏バテと呼ばれる症状にかかりやすくなります。しかし、高齢者においては暑さのせいではなく、食欲不振になることが多くなります。その原因は何でしょうか。一つずつ見ていくことにしましょう。

 

老化にともなう食欲不振

高齢になると食欲不振になると言われています。それは身体活動量が減り、栄養を必要としなくなる身体になりやすくなります。また、内臓も機能が低下します。食道や腸の蠕動運動の低下、唾液や胃液などの分泌も低下して、若い時とは食事を受け入れる器が変わってきます。

味覚に関しても味覚の感受性が低下していきます。特に塩分を感じる感覚が弱くなり、濃い味付けでないと味をしっかりと感じられなくなってきます。

高齢に伴うこれらの変化にきちんと対応しなければ、食欲不振は悪化するばかりです。

祖父
「そういえば、最近はみそ汁が薄く感じたり、醤油をたくさんかけるようになったりしてきたな」
「知らず知らずのうちに少しずつ味覚も食べられる量も変わってきたんだろうね」

 

その他の食欲不振の原因

高齢に伴う身体能力の減少だけではなく、食欲不振には他にも原因があります。

例えば、認知症に伴う食欲不振も考えられます。原因としてはまず、食べ物と認識できなくて食べたくないということがあります。

認知症の他にも咀嚼や嚥下の状態が低下して、食べるのが億劫になるということも考えられます。

 

おじいちゃんとおばあちゃんが出かけた後…

 

「ただ食べたくないから食欲がないんだろうで片付けてはいけないんだな」
「そうね、それぞれ原因があるからそれを知らなくてはいけないわね」
「一回食事を食べたくなくて食べないんだったら、私たちにもあるけど、毎回となれば必ず問題があるはずだもんな」
「今のうちに二人のために私たちが知識を身につけましょう」

 

食欲不振になると

食欲不振により食事摂取量が減少すると、低栄養及び水分不足状態に陥りやすくなります。低栄養は高齢者に多く見られる事象で、運動機能の低下や精神的意欲の減退により日常生活動作(ADL)が低下した場合でも低栄養になりやすくなります。

低栄養とは咀嚼・嚥下障害、味覚低下、うつ状態、認知機能低下などによる食欲の減退や独居、介護力不足などの社会的要因など様々な要素が関係してきます。

「知れば知るほどいろんな原因で食欲不振になりやすくなるのね」
「私たち自身も気を付けるべきことはたくさんありそうだな」

 

食欲不振にならないために

高齢者になると一回の食事量も減少して、栄養も必ず十分に摂れるとは限りません。そして、食欲がなくなると全く食事に手がつかずにすぐに低栄養になってしまいます。

まず、本人が食べたいものを食べやすいように調理するということが食べる一歩になります。

高齢者の方はカレーライスを好んで食べる傾向があります。これにもしっかり根拠があってカレーライスは匂いも良く、食欲をそそりやすい。色、味もはっきりしていて、スプーンで食べやすいからだとも言われています。

色彩や香り、さらには配膳や盛り付け等に配慮してなるべく食欲を引き出すこと、そして楽しい食事の雰囲気作りをするなどの工夫が大切になります。

そして、食事をつくる方たちが気を付けなければいけないのは高齢とともに食べられる量が減っていること、そして受け入れられる量も減っていることをまずは認識しなければいけません。きちんと3食を食べさせないといけないと無理矢理食べさせてはさらに食欲がなくなり、食事を遠ざけてしまいます。

「自分たちだったら、どう思うかという基準で食事も食べてもらわなくちゃいけないな」
「お腹がいっぱいなのに無理矢理食べさせられたら、気分悪くするものね」

 

最後に

高齢になると身体の仕組みが変わり、衰えていくことを知らなくてはいけません。そして、少ない量でも良いので食べたいと思うような食事を作ることが大切です。

このように食べてもらう人のことをよく観察して、相手のことよく知ることが食欲不振を防ぐ一番の解決法になることでしょう。

 

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