仲間外れにしていませんか!?要介護者とのコミュニケーション

ご高齢だからと言って体を敬うばかりで何事も、お任せするのをやめてしまう事はありませんか?高齢者は体力は低下しているものの頼られると嬉しいものですし、やりがい、生きがいに変わることも少なくありません。

高齢者のストレスとは?

B太
「おじいちゃんねえ、遊ぼうよ」
祖父
「・・・」
「おじいちゃんは年を取っているから遊べないよ」
祖父
「ごめんよ・・・」
B太
「じゃあお父さん遊ぼうよ」
「公園に行ってサッカーでもするか」
B太
「やったー」

 

このようにB太はおじいちゃんに遊ぼうと誘ったのですが、お父さんがご高齢であるおじいちゃんに気を使い、おじいちゃんの考えを聞くまでもなく、おじいちゃんの負担を減らしたいと考え、自分が代わりに遊ぶことを決めました。

これはよくあることのように思えますが、ご高齢であるおじいちゃんはストレスが溜まるばかりに思えます。ご高齢になっても、しっかりとコミュニケーションを取るべきです。

ではなにが問題なのでしょうか?

高齢になると一般的に身体的・認知的機能が低下してきます。これまで当たり前のようにできたことができなくなったり、負担になったりします。ですから、お父さんの気遣いはご高齢に配慮した点ではよかったことになります。

しかし、もっとおじいちゃんの気持ちを聞いてあげるべきで、おじいちゃんが考えを喋れない環境になったという点では、悪いコミュニケーションの例だと言えるでしょう。

ではおじいちゃんの気持ちを聞いてあげるよいコミュニケーションとは一体なんなのでしょう。

この家では60~70代のおじいちゃんとおばあちゃん、40代の父母、10代の小学生の男女の子供が二人といった家族構成です。10代の小学生によいコミュニケーションを実践していくのは難しいと思うので、父母が環境を作ってあげることが大事かと思われます。

まず、ご高齢者に共感をしてあげることが大切です。共感は同情とは違って、同情は自分の価値観や考え方から推測した気持ちであります。一方、共感は積極的に相手の感情や思いを共有するものだそうです。

 

「できる」といったことは任せてみよう

ではおじいちゃんに共感した場合のコミュニケーションがどうなったか考えてみましょう。

B太
「おじいちゃん、遊ぼうよ」
祖父
「・・・」
「じいさんB太がせっかく誘ってるのに遊びたくないのか?」
祖父
「うーむ、昔のようには体が動けなくて。最近、疲れておるしな」
「そうだよな。疲れているなら外では遊べないよな」
B太
「僕、退屈だよ」
祖父
「B太もちょっと大きくなったから将棋でも教えてやるかな」
「それはいいな!!お父さんも久しぶりにやろうかな。」
B太
「多い方が楽しいからそれでいいよ。」

 

別の例も考えてみましょう。お母さんと長女が話しています。そこへおばあちゃんがやってきます。

 

「今日の夕飯はなにが食べたい?」
A子
「カレーがいいな。」
「そう。じゃあ、キーマカレーでも拵えようか?」
A子
「いいね。」
祖母
「なんの話だい?」
「いえなんでもないですよ。おばあさんは居間でテレビでも見てくつろいでいてください。」

(おばあさん、静かに立ち去り、居間に戻る)

 

では、なにが問題なのでしょうか?お母さんと長女が夕飯の献立を話し終わったところにおばあちゃんが来て、何の話なのかと尋ねました。

お母さんは、献立のメニューが決まり、早速拵えよう意気込んで、折角おばあちゃんもやってきたのに会話をやめ、居間でくつろいでくださいとおばあちゃんに伝えました。やはり、ここにもご高齢者だからといって、変な気遣いが見られます。

おばあちゃんがやって来たことに共感してあげるべきです。先ほどのお父さんの会話もそうでしたが、今回の会話も共感というよりは同情の面が強いために、おじいちゃんやおばあちゃんの感情が疎まれてしまったことになります。それではいけません。ここでも共感してあげると、また話は変わっていきます。

 

高齢者は人生の先輩、意見を取り入れてみよう

「今日の夕食はなにが食べたい?」
A子
「カレーがいいな」
「そう。じゃあ、キーマカレーでも拵えようか?」
A子
「いいね」
祖母
「なんの話だい?」
「夕食の献立の話です。A子がカレーを食べたいというのでキーマカレーを拵えます。」
祖母
「そう。」
「おばあちゃんはなにか食べたいものがありますか」
祖母
「カレーならサラダは私が作るわ。」
「良いんですか。すいません。お願いします。」
A子
「てへ」

 

このように両親は、おじいちゃんやおばあちゃんに同情するのではなく、共感することで、おじいちゃんやおばあちゃんも自分の感情や考えを伝えることができます。

 

まとめ

こういった会話を続けていくことで、長女や長男もそういう環境に馴れ、おじいちゃんやおばあちゃんを同情することなく、共感していきます。

そうしておじいちゃんやおばあちゃんも心理的にストレスなく過ごしていけることが大事であり、また長年の経験により培ったものを孫の長男や長女に還元することもできて、家族内が潤ってきます。

今回は介護者とのコミュニケーションとして、ご高齢者に対して同情するのではなく、共感してあげることでよりよいコミュニケーションができることをお伝えしました。介護者とコミュニケーションする際には共感だけではなく、目配りや気配りそして心配りといったことも大切です。

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