土地相続をしたら手続きを?登記による名義変更の流れとは

土地相続の必須手続きは名義変更(正式名称は相続を原因とした所有権移転登記)であるというお話をしましたね。

相続をすれば勝手に手続きが終わるのではなく、誰が相続人かを届け出てきちんと相続人の名義に変更してゆかなければいけません。基本的に「相続が起きたら勝手に書き換わらない」「その後の手続きが重要」ということを覚えておく必要があります。

その上で相続財産はもともと亡くなった人の財産だったわけですから、本人確認ではなく確かに相続人であるという証明が必要だというお話もしました。

この証明は書類によっておこないます。これは北海道の大平原を相続しようが、銀座の一等地を相続しようが、世田谷の住宅街を相続しようが同じことです。証明の話はひとまず置いておいて、今回は土地相続の期間についてのお話をします。

■東京の住宅地を相続!弁護士に相談すべき?

土地相続の名義変更手続きは司法書士の管轄です。弁護士でも代理はできるのですが、ほとんどの弁護士さんは土地の名義変更手続きはしません。同じ事務所の司法書士か、知り合いの司法書士に話を回すということが多いです。実務に携わっていると、弁護士から「不動産の相続の名義変更をお願いしたいという依頼人がいるのだけど」という話が頻繁にあります。

なるべく手続きを早く済ませたいなら、真っ先に司法書士に相談することがオススメです。もし懇意にしている不動産屋さんがいるなら司法書士を紹介してもらうのもいいでしょう。相続した不動産の売買を考えているなら先に不動産屋に相談し、売買の話に絡めて司法書士に話をするのもいいですね。

最初に司法書士に相談することで手続き完了までの期間をぐんと早くすることができるのです。

■相続登記で不動産の名義変更!手続きの流れとは

その上で、名義変更の手続き期間はどのくらいかかるか解説していきましょう。

相続後すぐに司法書士へ依頼したとして、名義変更の手続きはどのくらいかかるのでしょうか。即日できてしまうものなのでしょうか。

基本的に司法書士にお願いして即日名義変更は難しいです。即日手続きが完了することはまずありません。

名義変更の流れは、

・司法書士に依頼する

・司法書士が必要書類を集め、作成する

・必要があれば依頼人に記載してもらう

・法務局に名義変更の書類一式を提出する

・法務局の登記官が不動産の名義変更をする

・名義変更が滞りなく終わったことが司法書士経由で連絡される

というものになります。

この間、早ければ一週間くらいで、長ければ年単位の期間がかかります。

■地域問わず相続手続きをスムーズに進めるには

名義変更がスムーズに進みかつ短期間で終わる人の特長は、すぐに司法書士に相談し、書類の作成から収集まで司法書士に一任してしまうというタイプの人です。

名義変更には確かに相続人であるという証明として戸籍謄本が必要になります。それも一枚ではなく、亡くなった人が生まれてから亡くなるまでの戸籍でかつ相続人との繋がりがわかる戸籍が必要になるのです。

中にはきちんと戸籍を持ってきてくれる人もいるのですが、大抵は足りません。昔の戸籍ほど読むのが難しく、亡くなった人が転居していれば色々な自治体にお願いして収集しなければいけません。自分で時間をかけて収集しても「一部抜けていますね」ということはよくあることなのです。

ですから、最初から司法書士に一任してしまった方が戸籍を所持しているだろう自治体にすぐに連絡して戸籍の取り寄せができますので話が早いです。

■相続がおきたらまずは司法書士へ!遺産分割協議書も楽々

また、長男と次男がいて長男が全ての遺産を受け継ぐなど、遺産を相続人の都合で分割する場合も、最初から司法書士に依頼すると遺産分割協議書の雛形を簡単に作成して「後はこちらに判子を押してください。住所氏名も書いてください」という状態になりますので、とても便利です。

期間を短縮したければ相続人が大慌てで役所を駆け回るより、「うちの父の不動産を相続しまして」と司法書士に話をして手続きその他丸ごとしてもらった方がとても早く進みます。

■世田谷や渋谷!地域によって手続き先の法務局が違う

書類の準備ができると、司法書士は名義変更の申請書と必要な添付書類一式をそれぞれの不動産の管轄の法務局に提出します。後は法務局の方で名義の書き換えが終わるのを待つだけです。

この名義書換にかかる時間ですが、管轄の法務局の混雑具合と書類の多さによって完了までの時間が変わります。不動産がたくさんあって戸籍の枚数が多いと、法務局の担当はその分だけ時間をかけて確認作業をしなければいけません。一応、司法書士の方で完了までの時間的な目安は確認できるようになっているのですが、たまに法務局側の確認作業が遅れて完了予定日がずれることがあります。

住宅ローンの繰り上げ返済の多い季節ですと、相続の名義変更と住宅ローンを借りる際につけた抵当権の抹消は同じ法務局の窓口が担当している関係で非常に混雑することがあります。そんな時はスムーズに手続きが進んでも名義変更までの期間が法務局への書類提出後だけでも一週間くらいかかることがあります。

戸籍を取得する枚数が少ない。あるいは遺産分割協議がスムーズに進んだ。法務局がすいていた。こんな場合は司法書士に相談して三日くらいで名義変更が終わることもあります。反対に戸籍の取得がたくさんの自治体に渡っている場合や遺産分割協議が難航したという場合は、法務局に申請する前だけで半年以上の期間が必要になることもあります。

■最後に

期間を早くしたい。手続き期間は短い方がいい。そう考える人はすぐに司法書士に相談し、必要書類の取得や書類の作成も併せて全部お願いしてしまう方が短時間で済みます。

相続人ができる時間短縮方としては、遺産分割の話を大体まとめておき司法書士に相談に行った時点で「こんなふうに相続したいと思っている」とお話しすることです。話さえまとめておけば後は司法書士が最短ルートで手続きをしてくれます。

話をまとめておく。

これは、相続の手続きを手早く済ませる上で本当に大切なことなのです。不動産の名義変更の流れと一緒に意識しておきたいことです

相続した不動産の名義変更手続き期限は?罰則はあるのか

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