病院を退院してから急に介護が必要に!上手な在宅ケアとは?

「退院出来ますよ」

骨折で入院していたお母様。緊急手術をしてまだ痛みを抱えている中、リハビリ病院に転院。

そして数カ月…。辛い日々もありましたが、頑張った甲斐がありました。
なんとか、今までのお家に帰れそうなところまで回復しました。

でも、さすがに80歳を超えているお母様です。入院前に比べると明らかに体力は低下しています。
それに、自宅に戻っても、息子さん世帯は共働き。日中は誰もお母様の様子を伺い知ることは出来ません。

正直なところ、入院する前は、母親1人でなんでも出来るし、何も心配ないだろう…。
いざとなれば携帯電話もあるし、緊急時には連絡するように言ってあるし…。
と思っていました。

でも、実際には家の中で躓いて転び動けなくなってしまい、痛さを堪えながらなんとか携帯電話のところにたどり着くのに約2時間掛かりました。

自宅に戻って来れるのは嬉しいけれど、以前に比べて体力的に落ちてきているようだし、また前回のように躓いてしまうことも考えられます。

入院前は介護の「か」の字も知らないほど元気でしたが、入院中に介護認定を申請することを勧められ、申請したところ、要介護2の判定が出ました。

これって、生活していく上で何か違いがあるのでしょうか?

介護認定を受けることで、何かを上手く活用することができるのか?

介護認定を受けることで、何かを上手く活用することが出来るのでしょうか?

要介護(要支援)の認定を受けられたということは、必要に応じて介護保険を使った介護サービスを受けることが出来るようになります。

今回ご相談頂いたAさんは、息子さん夫婦と2世帯住宅で一緒に生活しています。息子さん夫妻は共働きですが、夜は家族が帰れば心配ありません。

一番の不安は誰も居ない日中のケアです。

それでは、そこをカバーするにはどんな種類があるのでしょうか。

Aさんは、自宅のエリアを担当している高齢者総合相談センター(地域包括センター)に行き、担当のケアマネージャーについて貰う相談をしました。

地域包括センターでは、担当エリアの情報をしっかり持っていますので、困ったら地域包括センターに相談されると良いでしょう。

担当のケアマネージャーが決まり、どんなサービスがあるのか、Aさんにはどんなサービスが必要なのかを話し合い、サービスを受けるためのケアプランが出来上がりました。

ケアプランの作成には、ケアマネージャーがご本人とお会いし、ご状況やご状態を確認し、また、ご家族様からの意見やご希望を聞きながら調整し、必要と思われるケアを提案しながら1カ月毎のプランを作成してくれます。

介護保険サービスを利用するためには、このケアプランが必要になるんですね。このプランに従ってサービスが提供されます。

Aさんの場合、日中、誰も居ない自宅に籠っているのは認知症予防の観点からも良くないとの指摘を受け、

週に3日、近所のデイサービスに行くことにしました。A様はもともと、刺繍やパッチワークなどが大好きでしたので、手先を使って何かを作るようなレクリエーションなどを行ってくれるデイサービスに自ら行ってみたいと希望されました。

朝9:30~夕方16時まで、施設で過ごすことが出来、もちろん、そこで昼食も召し上がって頂くことが出来ます。また、施設では、希望に応じて入浴サービスも提供してくれます。入浴前には施設の看護師さんがバイタルチェックを行ってくれますので、体調の管理も万全です。

もちろん、施設への行き帰りは施設のスタッフが行ってくれます。

デイサービスを決める時には、体験利用などができますから、実際に1日過ごしてみて、合うかどうか見極めてみると良いでしょう。

因みに、何でもそうですが、ご本人の希望や気持ちを無視して、周りから押し付けるような決め方をするのは良くありません。本来、楽しいはずの場所が嫌な場所になってしまうこともあります。

それでは、デイサービスがない日はどうしましょう?

土日は家族が休みなので平日の残り2日の対応が必要です。

そこで、担当のケアマネージャーは、午前11時から1時間、昼食の準備も兼ねて訪問ヘルパーさんの利用を組みました。終日見守ることは出来ませんが、少なくとも決まった時間、ケアしてくれる人がいることで、なんとかなりそうでしたので、このプランで退院後の生活をして頂くことにしました。

実際にプランを実行すると、デイサービスでの仲間との交流機会が増え、様々なレクリエーションに参加したり、機能訓練を行って貰ったことで、退院当初に比べて体力もつき、表情が明るく穏やかになってきました。

外に出て適度な刺激を受けることで、認知症ケアにも繋がりますし、自宅に訪問してくれるヘルパーさんとも仲良くお話ししたりすることも良い結果に繋がっているようです。

家族に代わって誰かが見ていてくれる安心感と、何より、介護をするご家族様の負担が大きく減り、帰宅後や休日に優しく穏やかに接することが出来るようになる、これも大きなメリットだと思います。

因みに、介護保険を使うには、介護度に応じた上限(点数)があり、使った介護保険サービスの利用料の一部を負担する必要があります。事例の介護2の方で1割負担の場合、概ね2万円程度(地域によって異なります)です。

ここに記載した事例は、ほんの一例に過ぎません。

一時的に介護から離れたいと思った時にはショートステイというものを活用することなど、他にも介護保険を使ったサービスは沢山あります。

「退院ですよ」と言われて「どうしよう…」とひとりで悩み、頑張るよりも、先ずは専門家に相談しましょう。

きっと良い解決方法が見つかり安心に繋がると思いますよ。

お悩みごとは無料相談をどうぞ!!

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