老人ホームの入居を拒否する両親を説得する方法

90%以上の人が老人ホームへの入居に不安を

母親の介護をはじめて約半年・・・。仕事しながら頑張って来たけど、最近、認知症が進んできたような気がするし・・・。これ以上、家族だけでの介護は厳しいなぁ…。
出来れば自宅での介護を続けたいけれど、ギリギリまで頑張ってきたし、現実的にもう限界!っていう時がいつかやって来るかも知れません。

そんな時、老人ホームなどの施設への入居を考えることになりますが、どんなに綺麗で良さそうな施設でも、いざご本人に話してみると

私は、そんな施設になんか入らないわよ!“怒”
お前は、親を捨てるつもりか!“悲”
この年で引っ越しなんて無理・無理“呆”

など、まず拒絶されることでしょう。
ある統計によると、約90%の方が、老人ホームへの入居に対して不安を抱えているという結果が示されています。

考えてみてください。
例えば、私たち現役世代でも、突然、新しい環境に行かされる、そこに生活の拠点を移さなければならなくなったとしたら、大きな不安を持ちませんか?

ご高齢の方も同じ。むしろ、身体的に衰えが出てきていることを自覚されていれば、なおさらではないでしょうか?
それじゃ、どうすれば良いのでしょうか。施設に入るのを拒まれては、無理やりと言う訳には行きませんが、かと言って、これまで通りに自宅で介護し続けるのは無理だし・・・。

そんな時は、なんで施設への入居が嫌なのか、その理由を聞いてみてください。
拒絶する理由はいくつか考えられますので、その内容によって対応を考えてみると良いと思いますよ。

老人ホームへの入居の不安を解決するために有効な方法とは

先ずは、先入観を取り除くことから考えましょう

ひと昔前まで、施設と言うと「寝たきりの方や食事も一人で食べられずに介助をして貰うような人ばかりが生活している場所」というイメージでしたよね。
ところが、今はそうではないことをお話ししてみましょう。
実際に、お元気なうちからお住まい頂けるような有料老人ホームが沢山あります。
中には、老人ホームに住みながら「出勤」している方も!
また、ケアに対する考え方も変わって来ていて、「なんでもしてあげる介護」から「出来ることはして頂く」「出来ることを増やしていく」ような介護に変わって来ています。
それぞれが目標を持って生活している、そんな環境を提供してくれる施設が増えています。

私が見学させて頂いている施設でも、観劇やドライブはもちろん、1泊2日の旅行まで企画して実施している施設もあります。

ケアマネージャーだけでなく、生活のプランニングをしてくれる専任のスタッフを配している施設もあり、個々の志向に合ったお散歩コースを組んでくれたり、細かなサービスを提供しているところもあります。

そのあたりを丁寧に説明して、抵抗感をなくすために実際に施設を見学して頂くように促してみましょう。実際に、どんなところで、どんな生活なのかを見聞きすれば、暗いイメージや先入観が払拭されると思います。

体験入居やショートステイをうまく活用しよう

ご本人様が認知症ではなく、ご自身で判断がお出来になるようでしたら、体験入居やショートステイを利用してみるのも良いと思います。実際に生活を体験することで、マイナスイメージがなくなり入居に前向きになるかも知れません。

認知症の場合には注意が必要

しかし、認知症の方の場合はちょっと大変です。
説明をしても理解して貰えないと思いますので、ご家族様なりが判断していくことになりますが、ご本人様が「自分は認知症だ」「物事の判断が出来ない」と理解していなければ、介護施設への入所は頑なに拒否すると思います。

まずは認知症の状況をしっかりと把握することから始めましょう

そのような方への対応としては、先ず、認知症の状況を把握します。徘徊癖はあるのか、言動に問題はないか、などを観察して特徴を捉えた上で、認知症対応可の施設に相談してみましょう。もちろん、弊社にご相談頂ければ、しっかりケアしてくれる施設をご案内いたします。

無理矢理に入居させることは悪いことにつながる恐れがあります

認知症の方の場合、説明しても理解出来ないからと、行先を告げず、ご家族様主導で契約をして入所させるようなケースもあります。しかし、このような対応を取ると、必ずと言って良いほど強い帰宅願望が出ます。場合によっては脱走します。
私が居た現場でも、認知症で独居だった男性が施設に入所しましたが、独居のため、事前にご本人が内容を理解している訳もなく、事前情報が少なかったため結構大変な思いをしました。その方、結局2カ月の間に3回脱走を図りました。

事前に施設側と打ち合わせをしておかないと、いざ症状が出て来た時に、施設側も混乱してしまいます。
ですが、事前に打ち合わせをしておけば、対応力のある施設であれば上手く対処してくれます。入所を焦って強引に事を進めず、現状を正確に施設に伝え、理解して貰いましょう。
体験入居やショートステイを上手く使って、徐々に新しい環境に慣らすことが良いという説もありますが、私は経験上から、ショートステイなどの短期間では新しい環境に馴染むのは難しいと思っています。

こつこつと少しずつ進めることでよい方向に向かうことも

重度の認知症の方でも、多少時間をかけて丁寧に対応し続ければ「この人は優しい」「この人は怖い人」「ここは安全」「ここは危険」といったことは認識出来ます。
ですから、多少強引に入所させたとしても、その後の対応次第で落ち着きを取り戻して早く環境に馴染んでくれると思います、もちろん、ご家族様の協力も大切で、ご家族様も施設の職員と一緒に関わっているんだよっていう姿を見せてあげましょう。
「自分の子と施設の職員は仲が良いんだ」と理解してくれれば、落ち着いてくれる要素にもなります。

施設に入居しても家族のコミュニケーションは大切です

認知症の有無に関わらず、施設に入ったら疎遠になっちゃったという事にならないようにすることが一番大切です。週に1回くらいは施設を訪問しましょう。ご家族様にお子さんがいれば、一緒に連れて行ってお孫さんの姿も見て貰いましょう。
そういう「当たり前」のことが、施設での快適な生活に繋がっていくのだということを決して忘れないでください。

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